## 輸出量の急増と背景2023年1月から7月の日本のコメ輸出量が2万4469トンを記録し、前年同期比23%増となった。これは農林水産省の集計開始以来最高で、主に海外の日本食レストランにおける需要拡大が要因とされている。## 主要輸出先の動向輸出先のトップは香港で、アメリカ、シンガポールが続く。これらの地域では日本食レストランの人気が高まっており、コメの需要が大幅に増加している。## 国内供給状況と今後の見通し国内では一部でコメの品薄が報告されているが、坂本農林水産大臣は十分な在庫があると強調。6月末時点の民間在庫は156万トンで、昨年の年間輸出量を大きく上回る。さらに、新米の流通本格化により、品薄状況は徐々に改善される見込みだ。