中小企業を狙う”ハゲタカ”に待った！業界団体が○○社をブラックリスト化？

ビジネス

中小企業買収で悪質な買い手による資産引き出しや事業放置が問題化

M＆A仲介協会が10月から悪質買い手企業のリストを会員に共有

業界全体の信頼性向上と被害減少が課題

中小企業買収の闇：悪質買い手の横行

中小企業の事業承継策として買収や合併が増加する中、一部の悪質な買い手企業による問題が深刻化しています。これらの企業は買収後に資産を引き出し、事業を放置するなど、中小企業に大きな被害を与えています。この問題は、中小企業の存続と地域経済に重大な影響を及ぼしています。

この事態を重く見たM＆A仲介協会は、10月から画期的な対策を開始します。悪質と判断した買い手企業をリスト化し、100社以上の会員企業間で共有するのです。この取り組みにより、問題のある企業との取引を未然に防ぎ、健全なM&A市場の形成を目指します。

この新施策は、中小企業の後継者不足解決に向けた重要な一歩となります。しかし、その効果は業界全体の協力にかかっています。リストの適切な運用と、さらなる対策の検討が求められる中、M&A業界の信頼性向上と中小企業保護のバランスをどう取るか、今後の展開が注目されます。