事件の概要と経緯
警視庁新宿署は10月7日、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二メンバー（41）を不同意性交等の疑いで書類送検した。容疑は7月、東京都新宿区内に停車していたロケバス内で、20代の女性に性的暴行を加えたというもの。当時、車内には斉藤メンバーと女性の2人しかおらず、被害を受けた女性が新宿署に相談したことから捜査が開始された。
斉藤メンバーの反応と所属事務所の対応
斉藤メンバーは容疑を認め、「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」と供述している。一方、被害女性は「許すことは絶対にできません」と話しているという。
所属事務所の吉本興業は9月20日に斉藤メンバーの当面の活動休止を発表していた。広報担当者は今回の書類送検について「現状を確認中で、何もお答えできません」としている。
競馬番組降板と愛馬への影響
斉藤メンバーは8月から体調不良を理由にレギュラー番組を欠席していた。9月には11年にわたってMCを務めたテレビ東京系「ウイニング競馬」とグリーンチャンネル「競馬ブロス」を降板。馬主としても活動しており、競走馬「オマタセシマシタ」を所有している。
今回の事件を受け、SNS上では「馬主資格」がトレンド入りし、トリオ名の由来でもあるダービー馬ジャングルポケットを父に持つオマタセシマシタの今後を心配する声が寄せられている。
今回の知っ得トピック
1. 不同意性交等罪について
2017年の刑法改正で新設された罪。暴行や脅迫を用いずに相手の抵抗を著しく困難にさせて性交等をした場合に適用される。最高刑は懲役10年で、親告罪ではないため被害者の告訴がなくても起訴できる。
2. 芸能人の馬主資格
日本中央競馬会（JRA）の馬主になるには、厳格な審査がある。芸能人の場合、一定以上の所得や資産、社会的信用が求められる。不祥事などにより資格を失う可能性もあり、馬の譲渡や引退などの対応が必要となる場合がある。
3. 芸能人の不祥事と番組への影響
芸能人の不祥事は、本人の活動休止だけでなく、出演番組の編成変更や共演者への影響など、広範囲に波及することがある。特に長期レギュラーを務めていた番組では、後任の選定や番組内容の変更など、制作側の対応が迫られる。
ネットの反応
- 事件の重大さに驚きと怒りの声が多数
- 長年MCを務めた競馬番組への影響を心配する意見
- 所有馬「オマタセシマシタ」の今後を案じる声
- 芸能界での今後の活動に疑問を呈する意見
- 被害者のケアと支援の必要性を訴える声